知の巨人
こんにちは!!
s-Live東京つつじが丘校の宮岡です!!
タイトルの知の巨人とは、アリストテレスのあだ名です。
なぜ、彼がそのような名前で呼ばれてかというと、
それほど彼の思考が優れていたためです。
物事の中心にすえたのに対して、アリストテレスは目にみえるものを重視します。
その結果、彼は実験・観察という体系化しました。
まさに、現在の科学における基礎的な考え方をつくったのは、
間違いなく彼なわけです。
そして彼は「自然学」という形で、さまざまな自然科学の分野に功績をのこしました。
それまでの哲学は、どちらかというと社会科学・道徳的な側面が大きいものでした。
いわば、正解が一つに絞れないものについての考えを深めていっていたという形です
。
しかし、アリストテレスは徹頭徹尾、正解が一つとは限らないものに関しては、
あくまで哲学者の一人という位置にとどまるレベルの成果です。
おそらく、彼は様々な地域を目にしていたため、人の考え方などは、
育った環境などでまったく異なるものになるということをわかっていたのでは
ないでしょうか。
だからこそ、世界中のどこにいても、正解が一つしかないもの。
つまり、自然科学的な分野に傾倒していったのではないでしょうか。
彼の観察・実験という手法によりあげた成果は東西を問わず、突き抜けていました。
特に動物に関する研究は非常に優れており、多くの種の生物の観察しただけではなく、
解剖や鶏の受精卵の発生の過程を観察するなど、紀元前の人物とは思えないレベルで様々な知識を体系化していきます。
このようにして、今で言う自然科学のジャンルにおいて、彼は知の巨人でありました。
そして現在では、彼の観察において様々なミスが指摘されおり、
誤った研究成果も多数存在しましたが、
この後およそ1500年ほど、「アリストテレスの言うことなら全て正しい」という状態がヨーロッパには蔓延っていました。
逆に言えば、彼の研究はそれほどまでに衝撃的だったわけです。
そんな理系のアリストテレスですが、哲学面においても、
自然科学の分野に比べたら劣りますが、成果を残しています。
次回の私の担当では、知の巨人が考えた真理について、書いていこうと思います。
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