ピタゴラス教団
こんにちは!!
s-Live東京つつじが丘校の宮岡です!!
今回は少し脱線します!!
みなさんはピタゴラスという人物をご存知でしょうか??
このピタゴラスさんはソクラテスよりも少し前の時代の人でした。
彼は数学者というイメージが強いですが、
実際には数学者といって良いのか非常に怪しい人物だということはご存知でしたか??
ピタゴラスさんは、ピタゴラス教団という宗教団体のトップに君臨していた人物なんですね。
新興宗教の教祖だったわけです。
その宗教の考え方が、世界は全て数字で分析することが出来るという考え方だったわけです。
ただ、計算をして分析をするとかといったものではなく、どの数字はどのような意味を持つのか。
ということをいろいろと考える教団だったようです。
たとえば、ラッキーセブンなどはこの考えからきているそうです。
7という数字が全てのラッキーの裏側に隠れているという考え方ですね。
この感覚は、我々のような日本やアジアの国では理解しずらいですが、
ヨーロッパでは黄金比・白銀比など、抽象的なものごとを数字に分解しようとする文化があります。
おそらくは、ピタゴラス教団の影響というものが文化として残ったのではないでしょうか。
また、ピタゴラス教団では、加入するためには個人財産を手放し、教団で平等に分割する必要が合ったようで、
教団に入っていない人間には教団内部の内容を決して伝えてはならなかったようです。
このように聞くと、とても怖い組織のように感じますが、当時のギリシア世界ではこれが一般的でした。
戦間期のドイツで、どの政党も「殴りこみ部隊」でライバル政党の演説をつぶすということが、
国民の支持につながったというのと同じです。
現代の日本に住んでいる我々からしたら、どちらも意味がわからないと思うかもしれませんが、
時代や文化の違いというやつです。
そして何といっても、ピタゴラスの定理もピタゴラスさんが発見したわけではないかもしれないらしいです。
というのも、教団の内部の内容というものがまったく残っていないため、
本当にピタゴラスさんが発見したという証拠がないのです。
また、外部にも教団内部の情報を伝えないため、外部の記録にも残っていません。
むしろ、数字にまつわるオカルトを考える宗教団体であったことを考えると、
このように計算を扱っていたのかが非常に怪しいという声もあります。
これらのことを考えると、ピタゴラスは数学者というよりも、
むしろ宗教家・哲学者のほうがあっているのかも知れません。
みなさんは、ピタゴラスさんに対する印象はどうかわりましたか??
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