ガンディの思考
こんにちは!!
s-Live東京つつじヶ丘校の宮岡です。
前回は、ガンディがインドの独立のために活動を始めたきっかけでしたが、
次は彼の思考についてお話していきます。
彼は非暴力・不服従という方針で知られています。
この言葉から、彼は平和主義者・理想主義者だと考えられていることが多いですが、
彼はそのような考え方で非暴力・不服従を訴えたわけではありません。
彼は過去の歴史から、「武力」によって国家を成長させることに成功した国家は、
その「武力」を海外への拡大に使用し、
いつかはさらに大きな「武力」の前に敗北してしまうという考え方を
もっていたからこそ、武力を使わない方法というのを模索したに過ぎません。
また、当時のイギリス人に対して攻撃した場合、
国際社会を敵に回す可能性もあります。
現在でも、メディアはそれぞれの信条にのっとって報道するので、
変更報道という形になってしまうことも多々あります。
ましてや当時は、同じ白人が故意的に殺害されたなどの事実があれば、
間違いなく国際世論を敵に回してしまいます。
つまり、彼はインドの独立のために、きわめて現実的に考えていました。
彼は意外にも、最終的に「暗殺」という最期をとげました。
ヒンドゥー教徒の過激派が犯人でした。
暗殺の動機は、ムスリムの分離独立を認めようとしたこと、
すなわち、ムスリムの肩をもつヒンドゥーの裏切り者として暗殺されてしまいました。
彼は最期に「おぉ、神よ」と言いながら、
手で相手を許すというジェスチャーをしたとも伝えられます。
最後の瞬間まで、インドの中での武力の行使を望まなかった彼の生涯は、
正に「偉大なる魂」に劣らぬ人格だったのではないでしょうか。
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