世界の暴君~3~

こんにちは!!
s-Live東京つつじヶ丘校の宮岡です。

 

今回が最後の暴君です。笑

 

今回紹介するのは、隋の皇帝の煬帝という人物です。

 

彼は、中国史上初の律令による国家運営を実践し、中国を統一した皇帝です。

 

しかし、彼の行った悪行として、何度も敗北するにもかかわらず高句麗へ遠征を断行したこと、

 

さらに「大運河」と呼ばれる巨大な運河を建設します。

 

そのための税の負担が大きくなったことから、
国内では様々な反乱が相次ぎ、非常に短い期間で髄という王朝がつぶれてしまいます。

 

この煬帝は非常にわかりやすいのですが、暴君は、世の中で役に立つかどうかを基準に考え、
被支配層の感情というものをないがしろにする傾向があります。

 

前回、前々回の独裁者・暴君もそうですが、彼らがやろうとしたこと自体は、
かならずしも悪とはいえないものも多いです。

 

ネロについても、キリスト教はまだ新興宗教の域でしたので、人数が多くなれば国に警戒されるのも当然です。

 

さらに言えば、ネロによる弾圧よりも、もっと後の時代のローマ帝国による弾圧のほうが圧倒的に苛烈でした。

 

足利義教についても、中央集権化を進めたほうが国家の効率的な運営が出来るようになりますし、
後に天下を統一した豊臣政権や徳川政権の方が、義教のやろうとした国家運営よりも集権的です。

 


しかし彼らは行動する中で他人の感情というものに関心を持っていないことが多いと思います。

必要であれば、必要なことが理解できれば、人間は必ず行動するのか。

 

答はNo.です。

 


自分に対して協力的でない相手を、恐怖によってコントロールしようとしても、
本当に優秀な人材はついてきてくれません。


実際には様々な人々が自分の感情で行動を決めている以上、理屈だけで物事を進めるのは非常に非合理的です。

 


私たちも、理屈で正しいかだけを基準に判断していると、いつの間にか「暴君」になってしまっているのかも知れませんね。

 

 

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