日本の地政学
こんにちは!!
s-Live 東京つつじヶ丘校です。
日本は、アジアのトップの国としての地位を築き上げることに成功しましたが、
その後の成長についてはどうなっていくのでしょうか。
日本は当面の脅威としてあったのは、ロシアの存在でした。
しかし日露戦争でロシアを退けたというのに加えて、両国は友好国となっていくため、基本的には脅威がなくなっていきます。
そこで、日本は基本路線として中国への進出を目指していきますが、
この中国という存在が非常にデリケートな存在でした。
というのも、現代の感覚でいえばとてもかわいそうな話ではあるんですが、
当時の列強は中国への進出を加速している真っ最中でした。
構図としては、
進出に成功 :イギリス・フランス
進出にやや成功:ドイツ・ロシア・日本
進出できず :アメリカ
アメリカは、日清戦争後の中国進出ラッシュの時代とハワイの併合を達成した時期がほぼ重なっていたため、
中国へ進出する準備が整った時には、すでに他国によって中国の進出が成功した後でした。
第一次世界大戦を契機に、日本があっという間に中国の中のドイツの勢力圏に進出したため、
アメリカが中国へ進出するチャンスはありませんでした。
日本とアメリカが本質的に対立する根本的な原因は、まさにこの部分です。
日本はその後の国難を、中国への進出という形で解決しようとし、
アメリカも中国へ進出したいという状況が続いている中で、日本とアメリカは太平洋を挟んで対立していくことに
なっていきます。
こうしてアメリカと日本は対立する形となっていきました。
戦争というものは、きっかけはいろいろな候補があがります。
しかし、根本的な原因というものは、
何十年も前から決定しているという状況が非常に多いです。
現代の政治的な対立でいえば、
日本と中国の政治的対立も、太平洋へ進出したい中国と進出させたくない日本の思惑の対立です。
それらを見たうえでニュースを見ると、いろいろと見えるものが変わってくるかもしれません。
次回は、これからの地政学に新たな概念が加わるのではないか??という話です。
楽しみにしていてください。
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