子供が勉強しない「根本」理由とは
こんにちは!!
s-Live 東京つつじヶ丘校です。
保護者様の中で多くの方が、お子さんが勉強しないという悩みを持っていると思います。
「勉強しなさい!!」と言っても勉強をしないということを分かってはいても、
ほかの方法を知らないから「勉強しなさい!!」と、つい言ってしまうというというケースが多いと思います。
結論から言います。
①ご褒美をあげる
②行動に対してご褒美をあげる
この2つが最も有効な勉強させる方法です。
倫理的にどうなのか!?
と思う方もいらっしゃると思いますし、それぞれのご家庭の方針もあると思いますので、実際にやるかどうかはご判断をお任せしたいとおもいます。
ただ、ご褒美というのは子供が受け取ってうれしいものです。
ですので、「ほめてあげる」も立派なご褒美ですし、
「保護者のリアクション」というのも立派なご褒美です。
では、なぜこの方法が有効なのかを説明させていただきます。
子供たちが勉強せず、逆に大人たちが子供たちに勉強してほしいという感情を持つ傾向にある根本的な理由は何だと思いますか??
ズバリ言うと、自分が勉強をしなかったことで困った経験を体験しているかどうかなんです。
子供たちが「勉強を嫌い」という一言で片づけるのは不適切なんです。
親御さんの方々も、ご自身が子供だったとき、勉強をしなかった方はその理由はなんでしたか??
一番多いのは、「なんとなく」や「めんどくさかった」という所が大半なのではないでしょうか。
逆に、子供の時に持っていた夢に「必要だ!!」「楽しい!!」と思った勉強や習い事は、結構頑張れたのではないでしょうか。
もしくは、自分の上達が実感できるものも結構頑張れたかもしれません。
人間の脳は、遠い未来を想像して体験していないことを体験しているかのようにすることが、非常に苦手です。
だからこそ、「大人になったとき」や「自分にやりたいことができたとき」という状況で役に立つと言われても想像できないんですね。
逆にゲームや遊びは、誰に言われなくても、子供たちは日々頑張ってくれます。笑
それは、そのコンテンツが面白いからではなく、「面白い」「楽しい」といったメリットをすぐに受け取れるからこそ、そちらの娯楽へ行ってしまうだけなんです。
逆に言えば、「ご褒美」が1週間後や2週間後といった、比較的短いスパンを期限としてあげると、子供たちは勉強についてのモチベーションを維持しやすいということですね。
ただし、この「ご褒美」を設定するときに重要なことがあります。
それは、「数値上の結果」に対してご褒美を設定しないということです。
「数値上の結果」に対してのご褒美の設定だと、
子供たちは努力というものを軽視する傾向に陥りやすいということがあります。
なぜかといえば、
結果を出しやすい状況 → 自分の頑張りが少なくても褒められる
結果を出しずらい状況 → 自分の頑張りが多くても褒められない
という状態になてしまうことが多く、子供の間だけであっても、
適切な状況が続いてくれるなんてことはほぼないからです。
親御さんの意図としては、しっかりと「頑張る」ことを身に着けてほしいというのが
大半だと思いますので、これでは意図とずれていってしまうことが多いのです。
では、どうすればいいのか??
答えは単純で、具体的な努力に対しての「ご褒美」を設定するのです。
例えば、
問題集を〇ページ/日を1週間継続し、
それを毎日親御さんに報告できたらご褒美
英単語や漢字を〇個/日覚え、1週間継続出来たらご褒美
などです。
このときに大切なのは、「具体的な努力」に対して設定してあげる
「結果と過程はどちらが大切なのか」という議論はよくある議論ですが、
この2つを分けて考えるというのは、そもそもおかしい話で、
「過程と結果は切り取るタイミングが異なるだけで、本質的には同じもの」ということが真理だと思います。
人生の中で二者択一という場面はありますが、結果と過程をどちらか選ばなくてはいけない場面なんて存在するでしょうか??
もしあるとすれば、それは「結果と過程」という言葉を使っているだけで、
どちらかといえば「方針」について悩んでいるだけではないでしょうか??
そして具体的な努力に対してご褒美を設定するのと、数値上の結果に対してご褒美を設定するので、もっとも異なる点が、何をすればいいのかということが明確になっているか否かというところです。
お仕事で「会社全体の売り上げを上げてください!!」と言われたとき、会社全体にマネジメントを徹底させられる人は、かなり数が少ないと思います。
ただ、「この商品の売り上げを強化していきたいから、〇〇を頑張っていってね。」と
言われたら、そのための結果を残せる人がかなり増えると思います。
実際の行動というものを具体化してもらえるだけで、かなりやりやすくなるという話ですね。
次回は、子供におけるゲームと学力の因果関係についてお話していこうと思います。
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