偉人の父親~武帝の父親編~
こんにちは!!
s-Live 東京つつじヶ丘校です。
みなさんは漢の武帝という人物をご存知でしょうか。
漢の武帝とは、中国の漢の皇帝なのですが、
それまで漢王朝を苦しめていた北方騎馬民族である匈奴を撃退し、
朝鮮北部・ベトナム・中央アジアを支配するという圧倒的な版図を築きます。
また、人事面でも郷挙里選というシステムを開始し、
五経博士という役職も用意し、儒学を国の教育の基本としました。
このような政策は、前漢の最大版図を作り上げました。
しかし、これもアレクサンドロス大王と同様に、
先代の景帝という人物が基礎を作り上げた資産を活用した成果でした。
この景帝は即位後、呉楚七国の乱という前代未聞のピンチを迎えます。
当時の前漢は、初代皇帝の一族の子孫たちが統治している地域が
国内に存在していました。
その七国が一斉に反乱をおこしたのです。
その反乱を収めた皇帝が、景帝でした。
そしてこの反乱を収めることに成功した漢は、ある大きなものを手に入れます。
それは、中央集権の基礎でした。
それまで、初代皇帝の一族の子孫ということで、
漢の大部分を皇帝は支配できていない状態でした。
その中で、景帝が反乱を収めたことで、王朝の収入は激増すると同時に、
漢全体の国力を一つの事業に対して集中することができるようになりました。
間違いなく、武帝の活躍に必要な国力はこの過程で得られたものでした。
何か大きなことを成し遂げる際に、どれだけ力を集中するかという話はよくある話です。
ですが、それは自分の業績になるかはわかりません。
しかし、自分の跡を継いでくれる人物、そして自分がいなくなった後の、
自分のチームの力になっていきます。
集中させることも大切ですが、集中するための仕組みをつくるということも、
それに負けず劣らず大切なものなのかもしれません。
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