ライフイズビューティフル

 

こんにちは。
s-Live東京つつじが丘校の宮岡です。

 

今日は、映画の話をしようと思います。


大学生の頃から、映画を見ることが好きになり、

特に名画と呼ばれる作品をいろいろと見てきました。


その中でも、もっとも自分の中に衝撃が走った映画は、

やはり「ライフイズビューティフル」でした。

ヒューマン系の内容なのですが、非常に心を打つ内容です。

映画等で感動することはよくありますが、あまり涙を流すタイプの自分です。

 

しかし、この映画だけは実際に20歳を超えて涙を流した作品です。

主人公はユダヤ系であるため、敗色の濃くなるイタリアにおいて、

収容所に子供とともに収容されるのですが、そこで息子を怖がらせないために、

収容所における数々の勤労を、ゲームだと説明します。

 

そして、点数をためると最後は戦車に乗って家へ帰れると、子供を励まします。

おそらく、そんなんで子供をごまかせるなんて、

都合のいい展開だなと思うかもしれませんが、

展開としては全く都合はよくありません。

 

そこを父親である主人公が涙ぐましい努力で、

子供に本当のゲームであるように思わせるのです。

最期、父親は終戦とともに妻と子供を連れて収容所から逃げようとしますが、

妻を捜している最中に、兵士に見つかってしまい、銃殺されてしまいます。

 

銃殺される場へ連れていかれる途中、息子を隠していたゴミ箱の前を通ります。

その場面では、息子が不安がらないようにあえてふざけて行進します。

もしかしたら、この場でも兵士に必死に命乞いをすれば助かった可能性もありますし、

銃殺しようとする兵士と1対1なので、隙を突けば生き残れたかもしれません。

 

ですが主人公が選んだ方法は必死に生き残ることではなく、

息子に希望を持たせることでした。

 

現に息子は、父親が銃殺された翌朝、

イタリア北部を開放に来た米軍の戦車に乗って家へ帰ります。

そして母親と再会したときに発した言葉は、

「お父さんが死んじゃった」でも、「お母さんに会えてよかった」でもなく、

「ゲームに勝ったんだよ」でした

 

母親は息子の言葉から、父親の苦労、息子への愛、

そして死を悟り、涙を流しながら息子を抱きしめます。


「人生にいつでも希望を持てるように人を育てていきたい」

自分が教育ということに興味を持ったきっかけになった映画の話でした。

 

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