日本の心Ver.2

こんにちは!!


s-Live東京つつじが丘校の宮岡です!!

 

前回は、大和魂という言葉はもともと戦士としての勇敢さを表す言葉ではなく、

実際に世の中で生きていく中で必要となる人間力である

という話をさせていただきました。

そして、この大和魂は武士の世に入る中で一度途絶えてしまいます。

大和魂という言葉を使っていた貴族たちが政治の中心から外れたからです。


そしてこの大和魂というものを再発見したのは、本居宣長という人物でした。

本居宣長という人物は、江戸時代以前の古典を読み解いていく国学の第一人者です。

そして彼は国学を研究する中で、国学だけを研究するだけでなく、
対比するために中国の書籍についても研究し、あることを発見します。

日本の古典には、「もののあはれ」という感覚が存在するが、
これを漢文で訳すことができないということです。

もののあはれとは、現代でいうとこころの趣です。

「何がいいとかはわからないけど、すごくスキ!!」といった感覚でしょうか。
女の子のいう「かわいい」は、まさに「もののあはれ」に該当する言葉だと思います。

そしてこういった感覚というものは、日本に特有のものであり、
ここで中国の理論的な「漢意(からごころ)」に対して、
日本特有の、素朴な、素直な、ありのままの情緒的な感性を

大和魂」と表現しました。

ただし、その前の人間力というものという意味が消えたわけではありません。

むしろ、日本人特有の感性という意味が付与されたというような感覚です。

まさにアップデートという表現がしっくりくると思います。

ここまで、かなり平和な意味しかもっていない大和魂が、

なぜ現在のようなイメージを持つようになったのか。

これについて次回は紹介していこうと思います。

 


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