インド「数学」の伝統

 

こんにちは。
s-Live東京つつじが丘校の宮岡です。

 

インドといえば、0を発見した国として有名であり、

現在でも掛け算を20×20まで覚えていたり、

IT業界に優秀な人材を多数輩出していたりと、

理系のメッカとして考えられている国の一つです。

 

インドではなぜこんなに理系が強いのでしょうか。

 

先ほどにあげた20×20の掛け算においても、

実際に暗記できているわけではないようです。


たとえば、15×19という掛け算がある場合、

10×19+5×19というように、分配法則で考えるようです。

また、5×19の部分も、5×20-5というように考え、

15×19=190+100-5=285というように計算するようです。

 

また、ヒンドゥ教の聖典である

『ヴァガバッド・ギーター』を小さい頃から暗記するようです。

 

日本では、暗記教育の弊害というものがいわれるようになってから何年もたち、

暗記の負担を減らそうという試みから、知識の暗記は少なくなってきています。


膨大な量を暗記しなくてはいけなかった昔の詰め込み教育において、

当時の日本人は本当に丸暗記していたのでしょうか。


私はそうは思いません。


自身の大学入試のときにも、センター試験や私大文系の試験では、

全て知識で答えるならかなりの量の知識が必要でした。

 

ですが、ほとんどの問題は、前後の設問のつながりや、

問題文の中のキーワードで知識はなくとも関連するものを選べば

正解になるというものが多かったです。

 

英単語に関しても、単語帳にのっている英単語の日本語訳を全て覚えるのではなく、

英単語の根本の意味を考え、口語に置き換え、

それを常に訳として当てはめていくという方法で問題は解けていました。

 

ともにセンター試験では、9割は取れたので、

勉強法としても間違っていないと思います。


もちろん、インドでは経済格差がかなりあるので、

平均で考えたら日本や欧米のほうが数学力は強いのでしょうが、

これからの時代の先進国の国民は、

経済において世界のエリートと勝負していかなくてはならないというのも事実です。

 

暗記からの脱却を目指すために必要なものは、本当に暗記量の削減なのでしょうか。

 

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